この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
従業員が長年にわたり,取引先との癒着関係も利用しつつ業務上横領行為を行っていたことが発覚し,その総額は1000万円近くに上ることが社内調査で発覚した。従業員本人は行為を否認することが予想され,弁護士に委任して対応してもらうこととした。
解決への流れ
従業員は業務上横領をしていたことを最終的に認め,横領した金員についてはその全額を分割して会社に返済することを約した債務承認弁済契約書(公正証書)が作成されて事件は解決した。
業務上横領を行う仕組みが巧妙であり,客観的な証拠も限られていたことから,従業員本人も知らぬ存ぜぬで通してくる可能性が高い事案でした。そこで,正当な業務が行われていれば生じることが無いであろう数値の微妙なズレ等を徹底的に分析し,積み上げることで,不正な行われていた痕跡を浮き彫りにすることに成功しました。こうした分析をもとに,取締役とともに従業員のヒアリングに臨んだところ,当初こそ従業員は否認していましたが,次第にしどろもどろになり,最終的に,絞り出すような声で自白を得ることとなりました。従業員は会社を退職し,不正行為の落とし前もしっかりつけさせることとなり,事件は解決を見ました。クライアントからは大変感謝して頂きました。会社に対し,業務上横領を防ぐためのさまざまな施策を助言をさせて頂き,再発防止を期すことができました。