この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
母親の保証債務を相続したMさんからの相談事例です。Mさんの父親が住宅ローンを組み、Mさんの母親がその連帯保証人になりました。しかし、その後、Mさんの父親と母親は離婚してしまいました。さらに、Mさんの父親は住宅ローンが支払えなくなってしまいました。その後、Mさんは、Mさんの母親に住宅ローンの保証債務があることや、母親が亡くなったことは聞いていましたが、債権者からの請求がないこともあり、相続放棄等の手続きはとらないままにしていました。ところが、ある日、Mさんが住宅ローンの保証債務を相続しているとして、債権回収会社から訴訟を起こされてしまいました。訴訟されたことを受け、Mさんは父親と話し合いをしたところ、父親は破産しておらず少しずつ住宅ローン債務を支払い続けているとのことでした。Mさんは対応方法が分からず、当事務所に相談に来られました。
解決への流れ
Mさんから事情をお伺いしたところ、母親が亡くなったことと保証債務を負っていたことを知っていたことから相続放棄をすることはできないと判断されました。また、Mさんの父親が住宅ローンの支払いを少しずつ続けていることから時効援用の問題にもならないと判断して、自己破産を進める前提で手続きを受任しました。しかし、弁護士が手続きを進めていく中で、Mさんの父親は住宅ローン債務について10年ほど前に完全に支払いを中断し、2年ほど前から支払いを再開したことが判明しました。このような場合、保証債務を相続したMさんは消滅時効を援用することができますので、当初の自己破産から方針を変更し、消滅時効援用により借金問題を解決できました。
本件は、自己破産の方針でご依頼を受けましたが、最終的に消滅時効援用で手続きが終了しました。Mさんには破産の手続き負担なく、また、費用面でも破産より軽い負担で手続きを終わらせることができましたので、Mさんは非常に喜ばれていました。本件は、時効援用で手続きが終了しましたが、時効援用ができない場合は自己破産で問題を解決する方針でした。当事務所では、ご依頼者の方の状況をおうかがいして、消滅時効援用・任意整理・個人再生・自己破産の中から適切な手続きを選択できるよう努めています。借金でお困りであれば当事務所にご相談ください。