犯罪・刑事事件の解決事例

【業務委託料】ホームページ作成の業務委託料を民事調停における話し合いで回収したという事例

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鈴木 祥平 弁護士が解決
所属事務所みずがき綜合法律事務所
所在地東京都 新宿区

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

X社はクライントから製作の委託を受けてホームページを制作している会社ですが、ホームページの製作を依頼を受けたA社が150万円の業務委託料を支払ってくれないということで当職の事務所に相談に来られました。A社の社長の携帯電話に毎日のように電話をしても、携帯電話に出てくれず、仮に出てくれたとしても、「忙しいからその話は後にしてくれ」と言われて、まともに取り合ってくれないとのことでした。業を煮やして、会社のオフィスに赴いたところ、A社としては、A社の社長が指示する通りにホームページを作成したのですが、「自分と意図していたものと全然違う」というクレームをつけられ、業務委託料を半分の75万円にしろと減額を迫られたとのことでした。A社の社長との間では、その後、何度も会って話し合いを行っているが、実際に顔を突き合わせるとお互いに感情的になってしまい、いつまで経っても話がまとまらないとのことでした。

解決への流れ

当職としては、相手方の社長が全く無視すると言う態度に出ているわけではなくて、話し合いに応じる姿勢は持っていると判断したこと、また、業務委託料の金額が150万円ということでしたので、訴訟のような時間がかかる手続きは望ましくないとも思い、民事調停の手続きを利用することを提案させてもらいました。早速、当職が代理人になって民事調停を申し立てると、相手方も手続きに出頭しました。民事調停では、裁判官のほかに一般市民から選ばれた調停委員が関与し、当事者の言い分をよく聴きながら適切な話し合いを進めてくれます。今回は、A社の社長の言い分にも一理あったことから、減額には応じることにしましたが、減額幅が半額ではあまりにも少ないことから、20万円を減額した130万円で合意に至ることができました。A社の社長が支払いを渋っていたのは、運転資金の調達がうまく言っていない様子でしたので、最初に30万円を支払ってもらって、20万円を5回払いで支払ってもらうという案で調停を成立させることにしました。

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鈴木 祥平 弁護士からのコメント

本件のような業務委託料の支払い関するトラブルを訴訟沙汰にした場合、お互いの感情的な対立がエスカレートして、出来るはずの話し合いもできなくなってしまうことがあります。今回は、相手方も支払わないと言っているわけではなく、作成した成果物について不満があったことから減額を要求しているに過ぎなかったことや金額もそれほど大きいわけでもなかったことから、第三者を入れた話し合いでの解決(民事調停)を選択をしました。どのような手続きで解決をするのかと言う選択もトラブルの解決では重要ですから、弁護士にまずは相談をすることが重要です。